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Cafe Jazzってなに?大阪梅田KPS音楽教室の内容1 [音楽スタイル]

大阪梅田にある「Cafe Jazz」専門の音楽教室です。

というのが「どんな教室ですか?」とウチKimball Piano Salon
について尋ねられた時の僕の答えなんです。

「なるほどCafe Jazzですか」
「はい,Cafe Jazzなんです」

分かったような,分からない会話で互いに納得しますが,
「Cafe Jazzとは何か?」という定義は音楽業界(?)にもなく、
双方が勝手にイメージしてるだけなんです。

ちなみに「うちはCafe Jazzの教室です」と申しましたが、
「Lounge Jazz」と称するスタイルも提唱しています。

「Cafe Jazz」にせよ「Lounge Jazz」にせよ、
どこかで聞いた名称だか何なのかよく判らない、と感じられましたか?

逆に言えば「Cafe Jazz」や「Lounge Jazz」とは何か?をご理解頂ければ、
Kimball Piano Salon 音楽教室の特色もご理解して頂けますね。

という訳で以前から本ブログをお読み頂いている方には何度か繰り返した話題となりますが、
今日は「Cafe Jazz とは何か?」というお話をしましょう。
(Lounge Jazzは次回)


Cafe Jazz =「カフェ・ミュージック」の一種

「Cafe Jazzはカフェ・ミュージックの一種です」と言っても、
そもそも「カフェ・ミュージック」自体が、分かったような分からない言葉なんですね。

ところで「カフェ・ミュージック」にも定義がないと思ってたら、
僕がプロデュースするカフェの音楽を「カフェ・ミュージック」と呼ぶ事は、
「カフェ・ミュージックの定義」に反するからおかしい、と文句を付けられた事がありました。

つけた人は家中CDだらけ、雑誌等から得た知識が極めて豊富、かと言って職業音楽関係者ではない、
という「オタク男性」でしたが、親切心から教えて下さるには、

*「カフェ・ミュージック」とは「DJ某氏が始めた」音楽のスタイル、との事。

従ってDJ某氏と無関係な僕店が「カフェ・ミュージック」を名乗るのは間違っている,
との理屈でした。

僕はDJ某氏のお名前やどんな「音楽編集」をされておられるのか知りませんが、
沢山のヒトが絶賛する位だから、「いい仕事」をされておられ、と思います。

ではDJ某氏による「Cafe Music」のコンピュレーションCDを、
僕がプロデュースするお店でBGMとして流せば最良の効果を得れるのか、
といえば多分違うだろうな、とも思います。

「カフェのプロデュース」と言っても、僕の店ではないから、
オーナーさんの「好み」や経営陣が求める「営業効果」が枠組みとなります。

「営業効果」とは音楽によって「豪華な雰囲気になった」「スタッフの動きが活発になった」
等の「過程」ではなく、ずばり「売り上げが上がる」に尽きます。

これも勘違いされ易いのですが、
「カフェやブティックのBGM」については、
お店のスタッフの夫々が「自分が好きなCD」や「ヒットしているCD」
を鳴らせば済むような気もしますが、話はそう単純ではないのです。

いくらスタッフがカレーが好きだから、と言っても、
スパゲティーを食べに来たお客さんに勝手に出す訳にはいかない、という簡単に理由もありますが、
実は「カフェやブティックのBGM」は単に「雰囲気をよくする」だけでなく、
「客席の流れを作る」という「商業効果」も問われます。

では「軽快な曲」「にぎやかな曲」を常に流せばいいのか、といえば、
なるほどスタッフの動きはよくなるかも知れませんが、
お客さんの側では単にウルサイだけ、むしろBGMに負けないような大声で
話すから単に落ち着かない店になるだけ。

では「静かなバラード」を小音量で流せばいいのか、といえば、
よほど暇なバーはともかく、それなりにお客さんがいる店だと、
なにやら間が抜けた感じになり、顧客満足感の低下を招きましょう。

結局、メニュー、お客さんが食べる速度、時間帯による混み具合、
客層、照明等のを計算して「BGM」をプログラムせねば、
お店の「売り上げ=顧客満足度」があがらない、という結果になります。

僕が「ピアノ生演奏」する場合、客席では、男声(男性の声)が多いのか、
女声が多いのか、何割の席が埋まっているのか、スタッフの稼働率はどうか等で、
メロディーやアドリブを弾く音域がオクターブ変わったり、
曲の調、テンポ、編曲等を変えます。

時々、ボーカルのヒトと一緒に演奏しますが、
僕がリハーサルと全然違うテンポや雰囲気で弾くので、
「わがまま勝手に弾く伴奏者」と思われてしまいますが、
そうではなく「客席の状況と同期させる」事で
ボーカルの価値を高めている訳です。

「Cafe Jazz」はともかく「Lounge Jazz」なんて言えば、
「ゆったり寛いで頂き、もう一杯飲んで頂く」だけ、と思われるかも知れませんが、
「今のお客さんには帰って貰い、待っている次のお客さんに座って貰う」という「回転」
を要求される場合もあり、これが至難の業。

アップテンポでウルサク演奏すれば、単にウルサク会話するので落ち着かないので
「二度と来るか!」と思われたり、会話が困難になるので「回転」が落ちたり。

「充分に寛げた。話もなぜか弾んだ。音楽も良かった。満足したからボチボチ帰るかな」
と実際には短時間で腰を上げて頂く等の矛盾した要素を満たすのが、
少なくとも僕が「Cafe Jazz」や「Lounge Jazz」としてカフェ等の商業空間の
プロデュースをお請けする場合の職能でしょう。

話が脱線しましたが、冒頭の「DJ某氏によるカフェ・ミュージック」も素晴らしいものでしょうが、
それを僕関係のカフェやラウンジに持ってきても必ずしもベストでない。

「DJ某氏」の「カフェ・ミュージック」はあくまで「DJ某氏のカフェ」でのみ
最良の「カフェ・ミュージック」だと言い切れるでしょう。

むしろ「どんなカフェか?」が問題

おっと「Cafe Musicとは何か?」というお話でした。

何の事はない、そのカフェでBGMやライブとして用いられる音楽が、
そのカフェにとっての「カフェ・ミュージック」になる、という屁理屈みたいな解答になりました。

まぁ「売上げの向上」はこちらの職能としてさて置き、
「どんなカフェ・ミュージック」は結局「その店がどんなカフェなのか?」
という点に尽きます。

まぁ「カフェ」と言うだけで、何となく「お店の雰囲気」がイメージされますね。

テレビが付けっぱなしで、カウンターに座った競馬新聞を読んでるおじさんが
ライスカレーを食べているようなお店は、例え店名が「カフェ何々」でも『カフェ』
とは呼ばず「喫茶店」と呼ぶのが日本の慣わしのようです。

法的には珈琲等の飲物とサンドイッチやカレー程度の軽食のみの店が「喫茶店」
ランチやアルコール類があるのが「飲食店」で、いわゆる『カフェ』は「飲食店」となります。

従って法的にはスタバは「喫茶店」、
お昼の定食と競馬新聞がある設置された「純喫茶」は「飲食店」となります。
(注、実はスタバやマクドは「喫茶店」でもなく、飲食物の販売店であり、
購入した客が店内の空間で食べている、という法解釈な筈。)

そんな法律上の扱いは別として、一般的な感覚ではメニューではなく
「雰囲気」の違いが「喫茶店」と『カフェ』の違いでしょう。

ちなみにカウンターに座って、遅いお昼として「ライスカレー」と食後の珈琲を摂りつつ、
隣で競馬新聞を読んでいるオジサンと並んで、店のママさんをカラカイながら、
僕がこのブログを僕が書いている、ここ「カフェ・モンパルナス」は「喫茶店」でしょうけど…。

という訳で、僕達の「Cafe Jazz」は「Cafe Music」の一種ですが、
そもそも僕達なりに想定した「Cafe」の空間がある、という事になります。

では、どういう「Cafe」を僕達は想定しているのか?

という「Cafe論」に続いてします。(以下、次回に続く)

大阪梅田芸術劇場北向かい Kimball Piano Salon 音楽教室
Lounge Jazz科ピアノコース、ボーカルコース受講生募集中
月謝 月二回八千円から 無料体験レッスンは下記ホームページより
http://www.eonet.ne.jp/~pianosalon(2021年2月からの新URL)


PS リンクはビクターの「Lounge Jazz」CD


JAZZ ELEGANCE~オーガニック・ヴォーカル

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