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「クラシックピアノ経験」と「ジャズ経験」を組み合わせたジャズメソッド [Lee Evans Society]

リー・エバンス・メソッドが三系統に分かれた理由

2020年に名称を「日本リー・エバンス協会」から「Lee Evans Society of Japan」と改めたのは、どうでも良い話(笑)として、最大の改革は「リー・エバンス・メソッド(以下LEM)」にありました。

と言うのは、以前のLEMは「ピアノ入門~中級迄(ソナチネ程度)迄」を対象としていたのに対し、新しいLEMは「中上級」迄をしっかりカバーしています 。

尤も「中上級」の「メソッド…或いはレッスンプログラム」を構築している際に、ハタと気づいたのは、そもそも何をもって「中上級」と呼ぶのか?という問題です。

クラシックピアノ経験とジャズ経験はバラバラだから

「クラシックピアノはショパンの名曲が弾けるが、ジャズ経験は全くない」という人もいれば、逆に「ブルース・ギターのプロだが、鍵盤経験は全くない」という人もいます。

男性に案外多いのは「ピアノはバイエル程度だが、ジャズ理論は勉強している」という人。

逆に「クラシック経験はないが、独学でジャズやブルースを弾けるが、ピアノ自体も理論も、どうも我流なので行き詰まっている」なんて人もおられます。

つまり「ピアノ経験」と「ジャズ経験」とがバラバラな訳で、単純に「ピアノ経験」だけで反対に「ジャズ経験」だけで、初~上級とグレードを決めると、「難し過ぎて弾けない」とか「音楽理論の部分が訳が分からない」とかのクレームが続出する筈。

加えて「リー・エバンス教材」に含まれるリー・エバンスのオリジナル作品は、一見、シンプルな「初級曲」でも、実は「ジャズ(理論)分析」の観点では「上級用の課題」として使えます。

という訳で「ピアノ経験」と「ジャズ経験」とを、どう組み合わせるのか、と色々と考えた末、「リー・エバンス・メソッド」は次の三種類となりました。


1,ピアノもジャズも未経験な方対象 「ジャズもピアノも学べるリー・エバンス」

クラシックピアノ:未経験~バイエル程度
ジャズ・ポピュラー経験なし~コードネームを知っている
2,クラシックピアノ経験はあるがジャズ未経験な方対象「クラシック to ジャズ」
クラシックピアノ:ブルグミュラー~
ジャズ・ポピュラー経験:なし~


3,ジャズ(或いはLEM)経験のある方対象「 ジャズ・エレメント」
ジャズポピュラーピアノ:経験あり、又はLEM「クラシツクto ジャズ」受講経験あり
ジャズ理論;コードやスケールを知っている、又はLEM「クラシツクto ジャズ」受講経験あり

夫々に対応した「指導者認定」プログラムもあります!

それぞれの内容については次回、詳しく説明しますが、もう一つ、付け加えますと、
それぞれのメソッドについての「指導者認定」制度も発足させます。

この場合、例えば「指導者資格六級の講師は初心者を指導し、指導者資格三級の講師は中上級を指導する」という具合にはなりません。

例えば「ピアノもジャズも未経験」の方を指導する為に必要なスキルは、「上級者」を指導するのとは全く別なものが必要。

という訳で、三つのメソッドそれぞれに「指導者認定」があり、例えば「1,ピアノもジャズも未経験な方対象 「ジャズもピアノも学べるリー・エバンス」を指導できる資格に、いわば上中下が設定される、という訳です。

次回、その辺りについてお話します!
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