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ラウンジ・ミュージック専攻/演奏実習制度の主旨…ホテル等の現場経験を積む [Lounge Music Project]

「ラウンジ・ミュージック」専攻の「演奏実習」について
僕が主宰する大阪梅田「Kimball Piano Salon/音楽教室」は系列の「Lounge Music Project」による「ラウンジ・ミュージック」専攻が設けられ,希望する方に対し,提携するホテル等での「演奏実習」を行います。

今日は,この制度の趣旨についてお話しましょう。

「音楽教室」と「音楽事務所」は異なる組織です!

僕の教室は「入会すれば仕事が貰えます」と謳う音楽事務所系の教室ではなく,あくまで「良い演奏者を育成」するのが目的の「音楽教室(小さな学校)」です。

たまたま他から頼まれた仕事をお願いする事もあるし,又,業務として某大手音楽事務所と提携し,必要な人材を紹介していますが(或は事務所から仕事を貰っている,というべきか…)。

何れにせよ,仕事の斡旋料を取る事は法的にもできないませんが,「プロとして通用する人材育成」が「Lounge Music Project」の基本方針です。

とろこで「何故,演奏実習」制度を始めたか?という話しでしたね。

演奏実習制度を始めた理由;

一言に言って「教室内」だけでは学べない,「現場」経験でないと学べない事があるからです。

実際に僕が経験した話しなのですが,以前のボーカル科の生徒さんで,とてもマジメで,歌が上手な女性がいました。その方はミュージカル等の経験もあり,お話も上手で聡明な,ちょっと自慢の生徒さんでした。

それで止めとけばいいのに,つい変な贔屓心から,当時,僕がハウス・ピアニストだった或るカフェ・ラウンジに,勉強の為に何度が出演して頂いたのです。

とこが結果は最悪でした!

その人は歌唱自体は宜しいし,ルックスも充分,やる気もあって,ドレスなぞを着込んでステージに登りましたが,いかんせん「水商売的(?)」な感覚を必要とするMC(曲間の話し)の経験というか資質がなく,絶句するか,なんだが学芸会の司会のように感じになり,「カフェラウンジのジャズシンガー」という雰囲気とはかけ離れたものになりました。

勿論,お店側からNGが出ました。

対して,或る若い生徒さんですが,彼女はバーだったかバブだかでアルバイトしており,接客はお手のもの,ドレスの似合うルックスはさておき,屈託なくMCで客席を楽しませ「雰囲気」は最高。
しかし肝心の歌は未熟というものでした。

しかしお店側の評判は,上記のマジメ女性よりも数段上。本人も喜んでおりました。

つまり「音楽教室」として幾ら歌唱自体を教えても,「Lounge Music Project」でブレーヤー/シンガーとして仕事をお願いするとなれば,「雰囲気」や「客席コントロール」術なくしては使えない。

ならば「レッスン」ではないが,「職業訓練」として「ステージが務まるブレーヤー/シンガー」として育成すべき,ホテル等の現場をお借りして,「研修」をしよう,というのが,本「演奏実習」制度です。

ちなみに上記の「歌は下手だが雰囲気は良い」生徒さんですが,当初こそ店側から面白がられても,直ぐに「歌唱力のなさ」から飽きられてしまい,それを機会に発奮し,「マジメにレッスンに取組む」事を続けておられる(筈?)です。

ところで「ステージではどんな職能が必要とされるか?」については次回へ「続き」ます。
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