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今時のLounge Music/スムース・ジャズについて [音楽スタイル]

僕が主宰する「アメリカン・ピアノ・ソサエティー」の音楽教室では「ラウンジ・ミュージック」専攻では次の音楽のスタイルのピアノやボーカル・レッスンをしています。

1,イージーリスニング系/50〜70年代の社交ダンスや映画音楽
2,ラウンジ・ジャズ/50年代の「モダン・スウィング」系ジャズ

「ラウンジ・ミュージック」については、教室の正規レッスンとしては取扱っていませんが、「スムース・ジャズ」と呼ばれる「打込みもの」が加わった今時のスタイルもあります。尤もi-tune ミュージック・ショップで検索すると、米国では「ラウンジ・ミュージック」これが中心らしいのです。

もしくは「ジャズ」系に限らず、ラテンやポップスを基盤とした「打込み」と「アコースティック」を混ぜ合わせたスタイルによる「ラウンジ・ミュージック」が色々とあり、興味をそそられます。

僕自身は職業としては2の「ラウンジ・ジャズ」の演奏や教育に携わっていますが、プライベート(=お金にはなっていませんが)には「スムース・ジャズ」に関わっていましたので、今回は僕自身の方法による「スムース・ジャズ」の方法をお話しましょう。

…あくまで僕の方法なので一般的にはないかも知れませんが。

*スムース・ジャズの使い道

「使い道」とは聞き慣れない言葉かも知れませんが、「イージーリスニング」がホテル・ラウンジや社交ダンスの音楽として使われたのと同様、スムース・ジャズも使い道がありすま。

僕は仕事で、カフェで演奏したり、音楽空間のディレクションをしますが、
カフェと一口に言っても、それぞれ狙う所が違います。
僕とは何の関わりもありませんが、僕のようなショーバイの人間から見て、
スターバックスは色々な意味で凄く良くできている、と思います。

音楽に限って言えば、音響器材は格別な物ではありませんが、ちゃんとした音響調整がなされているし、BGMとして使われるオリジナルCDもハイレベルです。
僕は、一日中座って聴いた訳ではないのですが、50〜70年代のオールディズやジャズ,ラテン等が鳴っていて、僕でいえば「ラウンジ・ジャズ」がやれるな、と勝手に思ったりする訳です。
案外、今時のR&B系ポップスが少ない気もしましたが、世間的にはR&Bばかり鳴らせているカフェは沢山あります。

実は、僕の好みの音楽ジャンルは、50年代以前のジャズと同クラシック、いきなり時代が飛んで今時のR&Bが大好きで聴きますが、R&Bは基本的にボーカルものなので、カフェのBGMとしては不適当な場合があります。

カフェでは一人で来る場合は良いとして、複数で来て会話する分には、ボーカルものは結構邪魔なんですよ。

「ラウンジ・ジャズ」で取り上げましたが、「クリフォード・ブラウン・ウィッツ・ストリングス」みたいな一流ジャズメンが、ストリングスオーケストラを伴奏に、バラードを歌い上げる、というのは、いわば、ポップスを歌手でなく楽器で演奏した、というものなのです。歌がないから、カフェのBGMとして良いな、という所でしょう。

「R&BをBGMとして鳴らしたい」しかし「ボーカルはマズい」という現場の要求から生まれたのが、今時の米国で「ラウンジミュージック」として上げられる「スムース・ジャズ」なのです。

つまり「今時のカフェのBGM」として現場のニーズから生まれたのが、
「スムーム・ジャズ」という訳です。
Complete Nu Lounge Music Collection

Complete Nu Lounge Music Collection

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Eq Music Singapore
  • 発売日: 2008/07/01
  • メディア: CD



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