ラウンジ・ジャズ/エロール・ガーナー「ミスティ」 [音楽スタイル]
アメリカン・ピアノ・ソサエティーといいますか、僕が進めている「ラウンジ・ジャズ」のスタイルの元になるCDを数枚ご紹介しましょう。
まずはピアニストのエロール・ガーナーの「ミスティ」。
ガーナーの以前の録音はギター,ベースという「スゥイング・スタイル」の編成でしたが、
この時分には既にドラム、ベースという「モダン・スゥイング」に変わっています。
評論の本によれば「エロール・ガーナーの特徴は左手のビハインド・ビートと呼ばれる、少しずらした伴奏にある」らしいのですが、僕としては、ハーモニーの豊かな感じと、よく歌うメロディーとにあります。
しかし、当時は黒人ジャズピアニストのレコードなのに、当り前のように白人女性の写真が用いられています。同じ時代のブルーノート・レーベルあたりは、モノトーンで、ジャズメン自身の演奏シーンが使われている訳で、「黒人の写真を使うと売れない」という判断というか、「黒人らしさ」を表出すると買わなくなる層に売っていた、という事でしょう。
尤も、ショパンライクなピアノ技法と共に、やはり「黒人でないと出せない音楽性」というものが、
根本に流れています。
まずはピアニストのエロール・ガーナーの「ミスティ」。
ガーナーの以前の録音はギター,ベースという「スゥイング・スタイル」の編成でしたが、
この時分には既にドラム、ベースという「モダン・スゥイング」に変わっています。
評論の本によれば「エロール・ガーナーの特徴は左手のビハインド・ビートと呼ばれる、少しずらした伴奏にある」らしいのですが、僕としては、ハーモニーの豊かな感じと、よく歌うメロディーとにあります。
しかし、当時は黒人ジャズピアニストのレコードなのに、当り前のように白人女性の写真が用いられています。同じ時代のブルーノート・レーベルあたりは、モノトーンで、ジャズメン自身の演奏シーンが使われている訳で、「黒人の写真を使うと売れない」という判断というか、「黒人らしさ」を表出すると買わなくなる層に売っていた、という事でしょう。
尤も、ショパンライクなピアノ技法と共に、やはり「黒人でないと出せない音楽性」というものが、
根本に流れています。
コメント 0