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Shizen Project の哲学;自然尊重について [Shizen]

皆さん,お早うございます。週明け如何お過ごしでしょうか?

僕は土日は稼働し,精々,軽い会議等やレッスン少人数が入る程度のほぼ休日で,
やはりリラックスした気分になります。

そういう場合,滅多に「過去を振り返って何かを反省する」という事はやりませんが,
「未来の計画」を空想もしくは夢想する,という事に耽る訳です。

という訳でブログにも空想を書き連ねたい所ですが,実は書いている事の大半は,
現実生活よりは少し遅れた話,つまり一週間〜数ヶ月遅れた事や,仮に「空想的計画」にしろ,
何度も話あった事しか書かないようにしています。

さて前置きはさておき,今日は僕達が進めている「Shizen」プロジェクとについて書きましょう。
(ちなみに現在進めているプロジェクとは「kids Jazz」と「旧Lounge Music Project」の
「チャールストン倶楽部への統廃合他)

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Shizen (=自然)Projectについて

僕達各種プロジェクトの運営母体は「モダン・アート・ソサエティ」といいます。
まだ法人化していませんが,いわば会社のようなもので,
それが運営するいわば店舗として「Kimball Piano Salon」等があります。

「モダン・アート・ソサエティ」の「モダン(モダーン)」は,第一次世界大戦〜第二次世界大戦,
つまり1920〜40年代位を指し,その時代の音楽や美術,文学について取扱おう,
というのが本ソサエティの趣旨です。

例えば「チャールストン倶楽部」というのは,そういう「モダーン」時代のカフェやら
音楽企画を行い,人材育成や趣味で楽しみたい方を対象とする音楽教室を持ちます。

そんな中で「Shizen」というのは異色というか「今の時代の事に目を向ける」といえば,
まるで「チャールストン倶楽部」が懐古主義ですが,本来はどちらも同じ。

「チャールストン倶楽部」のコンセプトは「温故知新」

1930年代文化を識り,或は,当時のスタイルこそ今見るとカッコいい訳で
(実際,最近のブティック等のインテリアの殆どが'20〜30年代様式を取る),
このスタイルに沿う音楽振興を目的としています。

早い話が,'30年代スタイルだからと言って「'30年代に青春を過ごした現在100歳のお爺さん」を
対象にしているのでなく,対象というかメンバーの殆ど(僕を例外として…汗)が20代の若者層。

「チャールストン倶楽部」は1920年代の「ラグタイム(=チャールストン・ダンスの音楽)」や
'30年代「スウィング」,'40年代「ビ・バップ」等のジャズ系或は同時代に活躍した
ラベル,シュトラウス,シェーンベルク,バルトーク,ラフマニノフ等のクラシック系が研究課題。

対して「Shizen」は音楽でいえば「ヒーリング」。

これは元々1980年代のジョージ・ウィンストンや中村由利子さん等の「New Age Music」。

つまりは'80〜90年代に青春してた「現在40〜50歳代のおじさん&おばさん」
にはピンと来る音楽スタイルな筈。

だからと言って「アラフォー対象婚活支援」なぞという企画は全く考えておらず,
「ちょっと古い音楽」であるNew Age Musicも「研究」対象の奥行きを持ち,
聴く人の年代を問わない音楽であり,或は文化スタイルである,という考えています。

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「エコ」という考え方は1980年代の「New Age(=Shizen)」カルチャーから

現在,「エコ」という考え方が当り前の様に語られますが,元々は1980年代の
「New Age」カルチャーとして,当時の「拝金主義(バブル)」への反発から生まれた考えです。

1980年代の「New Age」の2010年代版として「Shizen」を僕達は提唱する訳ですが,
勿論「エコ=自然尊重」という哲学を持ちます。

ちなみに「チャールストン倶楽部」も「Shizen」同様に「エコ」という哲学を持ちます。

尤も「Shizen」と「チャールストン倶楽部」では「エコ」を具現化するスタイルは異なります。

例えば「エコ・ライフ」なんていうと「オール電化の家に住み,プリウスに乗る」が
イメージされますけど,勿論,それが悪いとは思いませんが,一面,
「何か新しい物に買い替える」という発想が「エコ」に反するのではないか,とも感じる訳です。

プリウスやらソーラー自体は結構な事ですが,本当は「古い車を大切に乗る」方が少なくとも心意気しての「エコ」は数段上であり,プリウスだろうが何だろうが,営業や運輸で長距離移動を強いられる社会構造を改革する事こそ「エコ」の根本解決でしょう。

つまり「エコ住宅」に住み,「ハイブリットカーで通勤」する事も「エコ」なのかも知れませんが,
1990年代に生産中止されたローバー・ミニに乗り続け,すきま風は入るが,木造構造だからストープ一つで結構暖かい中崎町(戦前からの大阪下町)の長屋に住み,自転車で梅田の会社に通勤する事も「エコ」だと主張できる訳です。
(ちなみに僕自身は,鉄筋コンクリート製の自宅から阪急電車で梅田の事務所に通勤していますが…)

そういえば「こりゃあカッコいい&エコだ!」と感じたのは(勝手に公開していいのかどうか知りませんが)僕が主宰する大阪梅田「Kimball Piano Salon」 の裏手にある「サムライジーンズ」のクルマ。

「恵比寿ジーンズ」と並び世界にときめく「サムライジーンズ」だからお金には不自由しない筈だけど,事務所のクルマは80年代のカローラ4ドアセダン。多分,高性能なAE86エンジン版でしょうけど,ピカピカにオーバーホールした姿はベンツの新車よりカッコいい。確かジアジアーロがデザインした本当はなかなかのスタイルなのですが,当時としては単なるカローラでしょ。

とはいえ,今,わざわざ乗るような名車でもないとも言えますが「サムライジーンズ」の店舗観ますと,ペンツやポルシェよりカッコ良く,且,プリウスより「古いクルマを大切に使う」という「エコ」のインパクトが凄い!

そもそも本社自体も「ハイテクビル」でなく中津の古い倉庫。何やらワルそうな(?)雰囲気の店構えですが,「プリウス&エコ住宅」よりも実は「エコ」なんですね。

僕に言わせれば,そもそも音楽産業が「エコ」に反している。
例えばAKB48なぞ,幾ら熱心なファンといえど20年間後に愛聴している筈がなく,
二三年も持たず丸めてゴミ箱に捨てられる訳ですけど,こんなものは例えば
セロニアス・モンクやカール・リヒターの数十倍も売れるから「エコノミー(経済)効果」はあっても,
「エコロジー」の観点では資源の無駄遣いでしかない訳です。

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話しを「チャールストン倶楽部」に戻せば「1930年代の音楽」に注目したのは「アバレルやカフェ業界で流行しているから便乗しよう」という本音(汗)や「温故知新」という崇高な(?)目的もあります。

けれども別の本音として,プリウス的な物も含めての商工業的な「消費材には飽き飽きした」,手作り工芸的な「心が通うもの」や「自然回帰」が快い,という理屈ではない,身体の「要求」がある訳です。

早く言えば「1930年代はキモチいい!」という経験の共用が発動の始まりなんです。

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1980年代の「New Age 」スタイルといえば,ジョージ・ウィンストンの音楽や
白木調のシンプルなインテリアが想像されますし,僕達の「Shizen」でも大体そういう方向です。

対して「チャールストン倶楽部」は装飾的なピアノ音楽やシャンゼリアがぶら下がったアンティーク調空間が想像されます。

全然違うやないか,と思われるかも知れません。

そういえば僕の「Kimball Piano Salon」が入っている「I&F梅田ビル」の一階「New Age」的なカフェ・レストランとして,
Kimball Piano Salonがある「I&F梅田ビル」の一階に蒸料理「Mus」があり,近くには有名な玄米カフェレストラン「サンミ」があります。

別に「New Age」とか「ヒーリング」を謳っている訳ではありませんが,
「New Age」的なスタイルの,そもそも,とても美味しい飲食店です。

但し,サンミさんの「玄米おにぎり」と例えば「チャールストン倶楽部/カフェ」の
メニュー候補であるハンバーガーがまるで違うのか?といえば,一概にそうとも言えない,と
勝手に思っています。

つまりサンミさんのオニギリを理想とした場合,コンビのオニギリと,
自然農法の小麦で天然発酵したパンや健康なビーフによるハンバーガーとでは,
どちらが近いかと言えば,後者な筈です。多分。

つまり表向きのスタイルこそ違え,「サンミのおにぎり」と,(仮に作れたすれば)「健康なパンと牛肉によるハンバーガー」は同じ哲学によるもの。

同様に「チャールストン倶楽部」と「Shizen」は同じ哲学から成立していのです。

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以上「Shizen」と「チャールストン倶楽部」の関係についてお話しましたが,
それはさておき,1980年代からの「New Age」スタイルは今でも勿論通用するし,
或は「New Age Music」もなかなか感動を呼びます。

という訳でリンクとして当時の僕の愛聴CD「中村由利子/風の鏡」


風の鏡

風の鏡

  • アーティスト: 中村由利子,溝口肇
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1987/06/21
  • メディア: CD



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